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     テーマ 140 部下に仕事を与えるときの視点
       

■60点は合格の目安

松下幸之助著(PHP研究所)「松下幸之助一日一話」
の中に下記のようなお話があります。

-----
60パーセントの可能性があれば
ある仕事をある人にしてもらう場合、

その人が適任かどうかということがきわめて重要ですが、
実際には、それはなかなかわかりません。

それではどうするかということですが、
この人だったらまあ60パーセントぐらいは

いけそうだなと思ったら、もう適任者として決めてしまうのです。

80点までの人を求めるということも不可能ではないでしょうが、
しかしそれには非常に時間と手数がかかります。

だから、これならまあ60点ぐらいはあるなと思ったら、
もう「君、大いにそれをやってくれ」というようにするわけです。

するとたいていうまくいくのです。全部が全部ではありませんが、
中には100点満点ということもあります。
-----

上記のお話しは、部下に仕事を任せる、
部下を育成するという観点から非常に参考になるお話といえます。

部下に仕事を任せるのが部下育成のためになるといって、
部下に仕事を丸投げしている管理職者の方がいます。

部下に仕事を与える際は、部下のスキルの高低と
部下に与えた仕事の難易度の高低を踏まえて、

仕事を与える時、仕事を与えたあとのフォローの
仕方を考えることが必要です。

すでに経験済みの仕事を与えているにも関わらず、
新人だからといって、必要以上に部下の仕事に介入したり、

ベテランだからといって、初めて受注した、
難しい仕事を任せっきりにするようなことをしてはいけません。

部下に仕事を与える際に、管理職者として踏まえておくべき
基本的な事項としては、下記の2項目が上げられます。

・部下の能力を伸ばす。

・部下の意欲を仕事に結びつける。

仕事を与えるにあたっては、
事前に下記のようなことを把握します。

・熟練度など部下の能力からみて仕事の質は 
 難しい、普通、簡単のいずれに該当するか。

・作業スピードなどの部下の能力からみて仕事の量は、
 大、中、小のいずれに該当するか。

・部下にとってはじめての仕事なのか、
 過去に経験のある仕事なのか。

・会社としても部署としても初めての仕事など、
 会社としてその仕事はどのような位置づけの仕事なのか。

そして、下記のような事項を準備します。

・仕事の目的、全体像、お客様が期待している品質の水準、
 お客様の意向、業務遂行上注意すべき点など、
 仕事を与えるにあたって、部下に最初に伝えるべきことは何か。

・仕事の進捗状況把握のための部下との打ち合わせの日時、頻度。

・打合せ時に提出してもらう書類。

・仕事が定時間内に終わらないときは、
 残業させるのか、他のメンバーに応援を頼むのか。

・日々、どのような声掛けを行うか。

・この仕事を通して、部下のどのような面の能力を強化するのか。

・この仕事に対して、どのような取組姿勢を部下に期待するのか。

・仕事の進捗状況に応じて、どのタイミングで、
 何をほめると部下のモチベーションは上がるのか。

松下幸之助氏の60点のお話しは、上記のようなことを踏まえた上で、
部下に与えようとしている仕事が部下にとって、

妥当なものなのかどうかを考える場合の
重要な視点になるかと思います。

■部下に将来の希望とそれを達成するための道筋を与える 

部下の方にとって、仕事をする上での
大きな動機づけの一つとなるものは、
成長した自分の将来の姿がイメージできることにあります。

自分の成長した姿がイメージでき、
しかもそれを実現するための道筋が描けると、
日々の仕事をする上での大きな動機づけとなります。

人は、本質的にいい仕事をしたい、
仕事を通して成長したいという気持ちを持っています。

将来の姿やその実現のための道筋がみえると、
大きな動機づけになることは間違いありません。

管理職者の方は、部下の適性や希望を見極め、
部下の3年後のあるべき姿、ビジョンをイメージするとともに、

それを実現するための道筋として6ヶ月計画を示し、
部下と共有することが必要です。